続・ウールサッキング改善までの道
ウールサッキングはとても再発しやすく、完治が難しい問題行動です。
例に漏れず、我が家のウールサッカー・わさびも再発してしまいました。
環境変化やストレスによるものも多いとのことなので、やってしまう状況を数ヶ月観察し、再度対策をしたので、その結果を記録しておきます。
観察している間、危ないものは隠しまくってましたが、椅子につけている座布団にも噛み付くようになってしまったのは焦りました。
ちょうどそのあたりに、良い対策らしきものが出てきたので、今回はこの話をまとめます。
改めて言いますが、これは我が家の場合の1ケースのことで、他の猫さんはまた別の課題を抱えているはず。
あくまでこんな観点もあるんだ、という参考程度にお読みください。
結論、以下の3点を対策に加えて、症状が落ち着いてきました。
- 歯磨きおやつ
- 座布団を噛んだ時はスプレー&けりぐるみ
- わさびだけ構う時間を増やす
①歯磨きおやつ
再発前もですが、どうやらご飯を食べている時に噛みたくなる様子のわさび。
食いつきが悪いカリカリも、何かを噛んで食べてを繰り返すとすぐに無くなります。
一方で、最初から何かを噛まないと食べられないわけでもなく、ご飯の時間の催促もしっかりします。
ということあたりから、母猫に甘えながら授乳していた時のようにしたい訳ではなく、単純に口の中をすっきりさせたいのでは?という仮説を立てました。
歯磨きをするのが一番ですが、わさびは抱っこでじっとしているのが苦手。
体の上によく乗ってきますし、指でなら牙を撫でさせてくれる上、気分が乗っているときは口を開けさせてもくれますが、ご飯のタイミングには流石にできない。
そしてついでに、同居猫のしぐれ(抱っこ苦手、すぐ降りちゃう、ウールサッキングはやらないけれど人は甘噛みする)のデンタルケアもしたい。
ということで、夜ご飯の歯磨きおやつを導入しました。
我が家で試しているのは、LIONの歯磨きおやつ。
(LIONと書かれると歯によさそうだからずるいです)
効果がある順番ではないかもしれませんが、ご飯の途中であげるとカリカリを食べなくなるので、ご飯の後にあげています。
一時期、ウェットを混ぜないと食べてくれなかったカリカリも、混ぜずに食べるようになったわさび。
ただ、カリカリだけだと少し食べ残す→噛む、というルーティンができてしまったのです。
このおやつを食後に与えると、噛む前におやつに気が逸れて座布団に向かわないのと、どさくさに紛れて口内の気持ち悪さを忘れてしまう模様。
最初の一口が食いつきづらいのと、もたついているとしぐれに取られてしまいそうになるのが難点ですが、気に入ってくれたようでよかったです。
②スプレー&けりぐるみ
それでも座布団に向かうときは、まずスプレーで動きを止めます。
ただ、スプレーだけでは一時的なもので、またすぐ座布団を噛もうとするので、気を逸らす効果も含めて、えびのけりぐるみを出してあげます。
けりぐるみをかじり取って食べてしまうこともあるので、時間にして5分以内、決して目を離さないように。
実際にこのえびぐるみは一週間も経たずにボロボロになり、食べてはいませんが噛みちぎられた部分もあります。
我が家ではしばらくけりぐるみを買っていませんでしたが、噛んでしまうならこちらの方が扱いやすいということで、再購入することに。
使い方は書いた通り、座布団を噛もうとしたのをスプレーで止めた後、少し経ってから猫に与えます。
座布団を噛もうとしたときにすぐけりぐるみを出すと、噛もうとすればけりぐるみが出てくるという変な学習を身につけてしまうためです。
そこで、まずはスプレーで弱いながらいけないことだという学習を。
そして少したって、まだソワソワしていてご飯が残っている場合はけりぐるみを。座布団を噛もうとしない、ご飯を食べ終わって落ち着いている時は①の歯磨きおやつを。
こうやって、ご飯の後のウールサッキングを徐々に減らしていっています。
③わさびだけ構う時間を増やす
これは偶発的に見つけたことなのですが、一緒に寝てる時間が多い日は、ウールサッキングをしない傾向がありそうです。
在宅勤務や同居人が留守していて、私と猫だけですごす日が何日かあり、その日は、しぐれを執拗に追いかけたり噛み付くこともなく、座布団を噛むこともなく、いわゆるとてもお利口でした。
そういう日は、在宅勤務の合間やお昼寝の時に寝転がっていると、隣にきて体をつけて寝そべったり、膝やお腹の上で寝たりしていたのです。
仕事柄、平日日中は家におらず、休日もずっと在宅なわけではない私。
そして引っ込み思案なわさびと、前々前世から陽キャなしぐれ。
私がわさびを撫でていると必ずしぐれが間に入って構ってアピールをし、邪魔をしてきます。
これはまぁ、ストレスも溜まりますね・・・。
しぐれを構っていると明らかにわさびが邪魔をして、おいかけてマウントを取ったり、首根っこに噛み付いたり。
どっちもどっちですが、危険なことは変わりなく、それぞれの猫にストレスが溜まっていたのかもしれません。
ということで、わさびはわさび、しぐれはしぐれで、それぞれ膝に乗せたりかまったり、個々の時間を作ることにしました。
それぞれの猫がどのタイミングなら構いにきてくれそうか、時間帯や状況を観察して、家での作業をチューニングしています。
1人で対策するのもアレですが、同居人の方には、なぜか膝乗りしないので・・・
これを進めると、人間の方の家庭内不和が進む可能性は否定できないですが笑、まぁしょうがない、猫のためです。
まとめ
以上、
①②でウールサッキングしやすいご飯後の対策とデンタルケアを行い、
③でそもそものストレスを減らす
というのが今のところの最適解です。
ちなみに、私の布団は朝晩わさびが噛みつきながらふみふみするのでボロボロですが、これは許しています。
一般的なふみふみとは全然違いますが、これは甘えたい気持ちの表れで、この時は食べようとはしないので。
このふみふみも危なくなったら直さないといけませんが、その前に今回の対策がはまることを祈ります。
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