ウールサッキング猫に最適なキャットタワー

2023年2月21日

ウールサッキングする猫と暮らすオーナーのお悩みの一つが、キャットタワー。

今回、一般的なボア生地のものがだいぶ壊れてきたので、
こちらに買い換えました。

タンスのゲン キャットタワー
https://www.tansu-gen.jp/collections/cattower/products/40900002

このキャットタワーに行き着くまでの苦労と、
購入後のウールサッカーの反応をまとめました。
もしウールサッキングをする猫と暮らしていて、
キャットタワーを食べてしまうようなご苦労がある方は、
ぜひ参考にしてください。

目次

  • キャットタワーを買い替えるまで
  • ボア生地キャットタワーの被害
  • 買い替え時のポイント
  • 購入品の特徴と猫の反応

キャットタワーを買い替えるまで

キャットタワーは3年前後で買い替えと言われています。
我が家がウールサッキングする猫と暮らすようになり、3年以上。

わさび:ウールサッキング歴3年

最初の子を迎え入れる時に購入したキャットタワーがだいぶ壊れてきたので、
買い替え先を探すことに。

ただし、ここで大きな問題が。

キャットタワーの多くがボア生地で作られているので、
ウールサッカーの噛み癖を誘発するんですよね。
しかも、毛布やおもちゃのように隠すことができないので、
噛み癖が出てきてしまったら最後、根気強く噛まないように霧吹きなどで付き合わないといけません。

一度使ってしまうと返品もできないし、通販だと送料もかかる。
気軽に買って試すというのが難しいのです。

ということで、
・早く買い替えたい(ボア生地のキャットタワーから解放されたい)
という思いと、
・安心できるキャットタワーがない
・試す事が難しいので、慎重に判断しなければ
という状況に挟まれること、半年。

その半年間、どのようなキャットタワーと暮らしていたか、
ウールサッカーによる被害をまとめます。

ボア生地キャットタワーの被害

捨てる直前に撮影した、我が家のキャットタワーの姿です。

・爪とぎポールの両端のボア生地→もれなく噛みます。噛むだけではなくむしって食べます。
・猫が入れるボックス→噛んで穴をあけます。穴の部分にあった生地は食べます。
・ボア生地が貼られた板→噛みます、食べます。

というように、
わさびを飼い始めて半年経たないうちにウールサッキングが始まり、
3年半でキャットタワーを買い替えたので、
おおよそ3年ちょっとでこの被害です。

ほかの対策でだいぶ落ち着いてきて、3年のうちの後半はほとんどキャットタワーを齧ることはなくなっていましたが、
それでも新品のボア生地キャットタワーを設置することで、再燃する可能性もあります。
私たち飼い主は寝ている間に食べてしまうのではないかいという恐怖に怯え、わさびには噛むたび霧吹きを浴びて嫌な思いをさせる、そんな日々は二度とごめんです。
買い物するときの注意一つで緩和されるかもしれないなら、その方が絶対にいい。

ということで、安易に買い替えずに、「これはよさそう」と思うものを探しました。

買い替え時のポイント

ポイントをまとめると4つになりました。

  • 素材:ボア生地は絶対NG、木か起毛素材でない布
  • 端の処理:角丸などぶつかっても流血しない処理
  • 落ち着ける場所:ハウスがある、据え置きタイプ
  • 2匹で使える:ハウスやベッドが複数ある、高さ・幅がある

それぞれ細かく記録しておきます。

・素材

ウールサッカーはやわらかい起毛素材を避けたほうがよいため、
いわゆるかわいらしい猫ベッドは無縁。
わさびにも猫ベッドはなく、使い古した人間用クッションか、爪とぎサークルで寝ています。
(同居猫のしぐれもベッドはなく、布張りのハンモックで寝てもらっています)

わさびは布という布をすべて食べるわけではなく、どうやらふわふわしたものが好きなようで、麻や綿、合皮などは食べる様子はありません。
なので、とにかくボア生地を避ければOKだろうと踏み、起毛ではない布か、木に素材を絞りました。

・端の処理

多頭飼いをしていると、毎日のように猫が追いかけっこをします。
我が家も毎日おいかけっこの中で、キャットタワーとキャットウォークを猛スピードで行き来します。
板や角にぶつかることも度々。

硬い素材だとぶつかると血が出ることもあるので、
角丸にしているなど端の処理をしていて、
安心しておいかけっこさせてあげられる、という点も条件に入れました。

・落ち着ける場所

素材のところでも書いたように、わさびには猫ベッドがありません。
爪とぎサークルやクッションなど、いくつか寝る場所はありますが、
姿を隠して落ち着ける場所が必要と考えました。

天井までつっぱるタイプは高さが確保できるのですが、
そのようなタワーにはハウス部品がついてこないことがほとんど。
2匹が大好きな追いかけっこにも向かないので、つっぱるタイプではなくハウスがある据え置きタイプが条件となりました。

・2匹で使える大きさ

高さ、幅、ハウスやベッドの数ともに、2匹で使える構造であることも大事なポイントでした。
同時に使うことは少ないかもしれませんが、それぞれの場所があるほうがストレスがかからない。
ということで、ハウスやベッドが複数あるタイプで、ある程度の高さがあるものを条件としました。

購入品の特徴と猫の反応

今回買ったものは
・素材:ファブリック生地
・端の処理:布張り
・落ち着ける場所:ハウス、ベッド、ハンモックあり
・2匹で使える:ハウス・ベッド複数あり、高さ190cm
と、おおむね条件に合うものでした。

実際に設置すると大きい。

ハンモックを齧るのではないか・・・という一抹の不安があり、
実際にそれは的中したのですが(4日くらい経ったら齧りだした)、
布を食べるためというよりは、突起物を噛んで歯磨きをしたいような動きでした。

本人もお気に入りだったので残念です

一時的にハンモックを外して様子を見ていますが、
他の布部分を噛む様子は見られず一安心。
齧られない工夫をして、再度ハンモックを試してみるつもりです。

最後に

ウールサッキングする猫と暮らすオーナーにとって、
キャットタワーをはじめとした
隠すことができない家具やグッズを買うことはとてもハードルが高いもの。

適切な商品を探すことの難しさ、
商品開発時点で想定されていない危険性をはらんだものをどう除外するか、
これはなかなか骨が折れる作業でした。

ウールサッキングをしてしまう猫と一緒に暮らしている人にとって、
我が家の事例が何かの参考になれば幸いです。

(追記)
購入して約半年経ちますが、今のところキャットタワーへの噛みつき被害はありません。
まだハンモックは戻していませんので、歯磨き対策もしながら試してみようと思います。